土佐日記(嘘)

若者もすなる、はてぶ(ろ)といふものを、ばばあもしてみむとて、するなり

ミュージカル『ナイツ・テイル-騎士物語-』

行ってきた。おそらく、今年、一番楽しみにしていた舞台だった。
だが、しかし。どうも私は楽しみが過剰だったらしい。という感想。

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井上芳雄さんと堂本光一さんの共演って、まじですか。って思ってた。そんなことあるぅ?って思って、この舞台を楽しみにしていた。
チケットはとりあえず申し込むけど、当たるもんかねぇ。なんて思ってたら、当たってめちゃめちゃうれしかった。
だから、私がなんかすごい、これ期待しすぎたからな気はする。


結論からいうと、堂本光一さんがすごく、浮いて見えた。もっとストレートに言うと、霞んで見えた。SHOCKや東京ドームで輝いて見える彼が霞む。
多分、物理的なこともあると思う。写真とかで見たら結構同じくらいの体格のように見せられているけれど、芳雄さんと光一さん並ぶとやっぱり10cmくらい差があるのね。そこからまず、分かってたけど、なんか違う・・・。感が強くてねぇ。
小柄な方でも、一線で活躍されてる方いるけれど、やっぱり岸さんも大澄さんも大柄だから、よりなんか違う・・・感が強くなった。
あと、声量でも芳雄さんと光一さんのハモリ、やっぱり芳雄さんの方が声量が強かったように感じた。やっぱり声楽科出身ですものね。
恐らく、歌の芳雄さん、ダンスの光一さんってことなんだろうけれど、でも、そこも私は若干、違和感があったのね。アンサンブルの方や大澄賢也さんなど、ダンサーがそこかしこにいたので、じゃあ光一さんが群を抜いているかというと、そうも感じられなかった。
根本的に、あの事務所の舞台って、ショーであって、ミュージカルではないと思ってるし、彼らはアイドルなんだよなぁ・・・っていう。だから、そのままで持ってくると浮いてしまうのかな。とか。いや、きっとそのまま持ってきたつもりはないんだろうけれどね。そう。そんなこと、最初から分かり切っていたはずなんだけど。「夢の競演」というキーワードに高鳴りすぎていた気がする。

でも、話は大団円のハッピーエンド物語で楽しかった。しかも、演者もいっぱいいて、演者もいっぱいいて、あー金かかってるぅぅ!ってそれだけでなんか感動する舞台だった。
冒頭部分は、えーっと、ちょっとこれ、どういう話なんですかね?ってなるんだけれども(まぁ、でもちゃんとHPのあらすじ通りだった)しかも、アーサイト(光一さん)、パラモン(芳雄さん)ふたりのいとこ同士の残虐な叔父上のクリオンが、なんかやったらでっかい顔でてきたり(それも4分割になる顔)とか、なんか大澄さんかどなたかの頭に、顔が乗ってませんでしたっけ?っていう、若干この演出は、もしや、トンチキ!?って思うものがね、序盤にあるんですけど、パラモンとアーサイトがメインで出てきたあたりからは、二人のやり取りは、リズミカルで笑いを誘うものであったり、原作にもあるらしいけど、あの背が小さい方!とか光一さんを身長でいじったり、ヒロイン*1のエミーリアだって、若干シリアスな場面で、二人を貶すところに笑いを誘う毒入ってたりするし、コメディは言い過ぎだけど、シリアス一直線な話でもなくて、主要人物はみんな思いが通じて、ハッピーエンドで、気持ちは穏やかに終われた。

うーん13,500円、これを高いとみるか安いとみるか。まぁ、妥当な金額だと思いますけど。そして13月探しに行くやつ高くね!?って感じます。
そして、帰りにTOPHATのポスター見ながら、芳雄さんとマーサ坂本*2さんなら、どうかな?って思いましたまる

*1:音月桂さんがエミーリアがヒロインかなって思ってるけど、上白石萌音さんのフラビーナもヒロインにあたるのかな。

*2:学校へ行こうのうさん臭いやつよりも、ターザンのMarsa Sakamotoのイメージです・・・。