土佐日記(嘘)

若者もすなる、はてぶ(ろ)といふものを、ばばあもしてみむとて、するなり

わかはいおたく(あがりかけ)だけど、アイドルへの気持ち供養を試みる。

去年?一昨年?に溢れていたようなお気持ちブログをよもや、自分も書くとは。
ばばあには、好きな俳優がいる。便宜上、推し。そして、このコロナの昨今、推しの現場はすべて払い戻しになり、なんやかんやで、現在、推しへの気持ちがなかなかにして微妙な状況。その微妙な気持ちを埋めたのが、エンタメ界の実家的コンテンツ、ジャニーズだった。オンラインでの申し込みが主流化しても、青い振り込み用紙文化が残っていたはずの事務所は今やPay-easyも導入され、ネットにポンポン動画が放たれている。勝手知ったる実家(的コンテンツ)なので、親和性は高いし、あのころ見ていた小学生・中学生達がまぁ、立派に成長していて、親戚のおばちゃん状態。(確か、河合郁人さんもそのようなことを言っていたような・・・。)
そんな状態なので、最近、ちょっとジャニーズ興味あるんですよねー。なんて付き合い薄めの人に言っては、ジャニーズ!?って驚かれる。単に俳優一筋だと思われていたらしい・・・。まぁ東京まで舞台見に行ってる。程度の認識だろうから、他人のことなんてそんなもんだろう。(実際はちょいちょいコンサートとかも行っていた。)で、その私がジャニーズにはまって・・・という話をするとキンプリの次に振られる二組の名前に驚く。色々と物議(?)もあった、2組同時デビューの彼らだ。デビューってやっぱ凄いなぁって実感する。少し前まで、ジャニーズのジャの字もださなかった人たちが知ってるんだから。しかも、きっちり彼らはファンも増やしている。それが証拠に、○○ファンなの!と今まで、ジャニーズとは縁遠そうだった人からファンだと言われたのだ。本当にすごいなぁ。という感情でそこは終わるはずだった。でも、終わらなかった。
彼女は、そのグループ知ってます!といった私に、軽く語ってくれた。メンバーの特徴や愛称、人数増員の話題など・・・。私は、「へぇー」とか「ふーん」とか聞いていたんですが、心中では苦笑いだった。随分、性格悪いなって思う。何を隠そう、私はその流れ全部知ってるのだ。ゆるゆるなファンでしたけど。でもそれ、知ってますとも言えないし、あの頃の話をするには相手と知識量が違うのは目に見えていたので、適当にあわせた。「下積みが長かった実力派なの!」との言葉には、彼らの大半がもう20代後半だという現実を目の当たりにする。ついこないだ、全員大学に進学したと思ってたのに。(しかし、卒業した人は全員でないw)

 

彼らを私が好きだなって思った頃が、恐らく当時、彼らが乗っていた頃でそのあとガクンと干される様を目の当たりにした。ちょっと記憶をよみがえらせるのに、2012年前後の雑誌を確認してみたら、8人の姿は消え、なんとか6人で名前をもらった2012年の雑誌にはそこそこグループ名あるのに、2013年は選抜で掲載されていること多かった。謎クリエや謎選抜があった時代。それこそ2012年にA.B.C-ZがデビューしてからJr.界隈に圧倒的なグループって存在してなかったように記憶していて、そりゃ、番組出演してるセクバ近辺は強かったけど、でもピラミッドの頂点ではなかったはずだ。だから、大人も試行錯誤していたのでは??と推察する。そして、私は、あの時点でピラミッドの頂点にいない6人をはがゆいと感じていた。それこそ2014年にT座長が舞台で、彼らに向けて今の目標が、Jr.のトップ?違うと思う。みたいな手紙をしたためたその時ばかりは、座長その通り!と叫びそうだった。学園物映画の流れもあったのか、段々と同時デビューした2組がライバル的なポジションで扱われるようになっていったけど、片隅ではどこか、もう一方のグループの方が、パフォーマンスはいいなって思っていたし、この2組ライバルなのか??ライバルというにはこっち頼りなくない??と思っている自分がいた。露出は増えていったが、なんとなく、デビューには程遠いなって感じていたし、いつ頃からか、デビューを意識した言葉を見かけるようになったけど、今更かよ。って思いを抱えながらずるずる見に行っていた。そして、2018年夏のコンサート。会場入った途端に、あー私、テニスみたいなって思ってしまった。前月、そこで見たのに。もう気持ちは離れていたのだ。私は比嘉中が船を漕いで出てきてほしかった。(待て)とりあえず終わって速攻帰ったし、新幹線の駅から団扇持ったままメルパルクに直行した。比嘉中が船漕いで出てきてくれて安心した。それが、私が彼らの現場に入った最後。年があけると、増員発表がされていた。増員に関しては、なんかほら事前に流出とかあったから、ですよねーって感じもあったし、起爆剤なんだろうなぁって思った。でも、多いなとも思った。8人でもまだ、ちょっと多いと思っていたくらいなので。(多いとは思っていたがあの頃解体されて良しとは思わなかったよ。)そして、8.8でデビューが発表されWSで9人の姿を見たときに、結局、やっぱりあの6人じゃデビュー出来なかったんだなって感じた。そりゃ、デビュー出来ないよりは、デビュー出来たほうがいいのは分かってる。本人たちも葛藤あったろうなとも思う。だけど、私は、はがゆくても、今更かよって思っても、やっぱりあの6人でデビューをしてほしかったんだなって自分の気持ちに気付いた。

 

そんなわけなので、9人について語られるとなんとなく複雑だ。とはいえ、薄い関係の人なので、先の通り当たり障りない回答にしておくし、別に攻撃するつもりもないので、受け流しておく。もしかしたら、彼女がじゃにおただったら、少し違う対応だったかもしれないが、そんなことどうでもいい話だ。もともと、自分の気持ちへ供養(に似たような感情)のつもりで書き始めたけど、ぜんぜん供養ではないなと思ったし、どれだけ安らかに。と思っても、ばばあなほど歳を重ねても、ぬるま湯から抜けない幼稚な心には、まだまだ安らかにいられないので最終的には時に身を任せたいと思う。とりあえず、デビューしたからには、社長のオキニだからと言う声を払拭するくらいには茶の間での知名度を高めてほしい。