土佐日記(嘘)

若者もすなる、はてぶ(ろ)といふものを、ばばあもしてみむとて、するなり

寄附扱いにしたかったけどできなかった。

もう全然、話題にもならないけれど、文化庁がだしていた、チケット返金しなかったら寄付扱いにしてあげるよ!的な制度、実はちょっと期待していた。

www.bunka.go.jp

 

Twitterではこんなの使うんじゃなくて、払い戻ししてグッズを買ったほうがいい!という声がとても大きかったように記憶している。
確かに、この制度は中止・延期になった演目が自動的に対象になるわけじゃなくて、主催者が申請をして認められる必要もあるし、寄附者に対して証明書の発行もしなければならない。しかも当初のガイドライン読む限り、えっとこれは、電子発行できるの?できないの?え?みたいな感じ(結局、要件満たせばOK)だったし、寄附を受けた後、書類に関しても5年間保存しておかないといけない。
中止でてんやわんやになっている主催者にとっては、そんなもんやってられっか!だったかもしれない。

でも、私は、特にそんなに規模が大きくなくてチケット払い戻しに際して、チケット郵送して個人に銀行振り込みで返金の手法をとっているようなところほど、チケットを郵送して内容を確認するという工程は一緒でも、返金をしなくてもよくて、多少なりとも手元に現金が残るというのは悪くないなと思っていたんだけどどうだろう。
当初にTwitterでこの制度がそんなに叩かれなければ、もう少し風向きは変わっていたのではないか?と思うんだけど、もう過ぎ去ったことだからしょうがない。

私は、手持ちのチケット主催者がこの申請をしてくれていたら、この制度を利用するつもりだった。でも、どこの主催者からもそれの発表はなかったし、指定イベント一覧にものっていなかったので、できなかった。
じゃあ、返金しなかったのかといえば、こちらにもメリットがないものに、全額渡しますねっていうほど、懐も深くないので、全部返金してもらっているけれど、でもなんだかなぁって思っている。